外に出るときに気になるUV、実は目も対策が必要ということをご存じでしたか?ここでは紫外線についての情報とあわせて、UVカット機能のついたワンデーのコンタクトレンズをご紹介します。
きちんと対策をとって、目の健康を維持しましょう!
夏の間は日焼けを気にしてUV対策をしている方も多いことでしょう。日焼け止めを塗ったり、日傘を差したりしますよね。
しかし、紫外線は1年中降り注いでいます。特に毎年5月から10月は量が多い時期です。半年ほどの間、紫外線の強い時期が続くことに驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。梅雨が明けて、夏が来てから対策を始めるのは少し遅いかもしれませんね。
では、天気別ではどうでしょうか?やはり晴れの日が最も量が多いです。
空に日光を遮るものがないので、必然的に多くなります。「最も紫外線が強いのは曇りの日」という話を聞いたことがある方も多いかもしれませんが、曇りの日は晴れた日のおよそ半分、雨の日はその半分ほどになります。
晴れの日ほどでないとはいえ、曇りの日も雨の日も0ではありません。気を抜かずに対策をしておく必要があります。
強い紫外線を浴び続けると、角膜・水晶体にさまざまな影響を及ぼします。ここでは、紫外線を原因とする目の病気についてみていきたいと思います。目の健康を守るとともに、効果的な紫外線対策をしていきましょう。
白内障とは?
加齢とともに、水晶体は少しずつ混濁してきます。水晶体は、カメラに例えるとレンズにあたり、その奥には、フィルムの役割をしている網膜という神経でできた薄い膜があり、見たものはそこにうつります。水晶体のはたらきは、光を網膜に届けることと、ピントを合わせることですが、無色透明だった水晶体が濁ってしまうことを白内障といいます。
進行度は必ずしも両目が同程度ではなく、多くは左右に差があります。水晶体が濁ると、かすんだり、二重三重にみえたり、まぶしく感じて視力低下がすすみます。原因として一番多いのが、加齢ですが、根本的な原因が解明されておらず、加齢とは別に「紫外線を浴びること」も数ある原因のひとつに考えられています。
角膜炎とは?
黒眼の表面の角膜で炎症が起こった状態のことをいいます。視力が低下したり、痛みを伴ったり、異物感があるなど、程度や原因によってさまざまですが、原因としては、コンタクトレンズ障害、ドライアイ、カビ感染、紫外線などがあげられます。
翼状片とは?
黒眼である角膜に白眼である結膜が伸びて、侵入してくる病気です。紫外線が原因のひとつと考えられているため屋外にいる時間が長い人に多い傾向が見られます。痛みはありませんが、放置して大きくなり、角膜中央にかかると視力が低下していきます。
目は常に外部にさらされているため、日光によるダメージを受けやすい部分です。
一度に強い紫外線をたくさん浴びるのも危険ですし、少しずつダメージが蓄積されても、目の老化を速める恐れがあります。
目のUV対策は、もちろん眼機能を守るためにも必要なのですが、日焼けを防ぐためにも大切なことです。なぜでしょうか?
実は、UVが角膜に届くと脳が肌を守ろうとしてメラニン色素を作る指令を出し、日焼けと同じ現象が起こるからです。これによって肌の色が濃くなり、老化も進んでしまいます。UV対策をするのは、肌の健康や美容のためにも大切です。
目のUV対策というとサングラスを思い浮かべる方が多いことでしょう。最近ではコンタクトレンズにもUVカット機能つきのものがあります。次に、ワンデータイプの2種類のレンズをご紹介します!
シードの「1day Fine UV」はワンデータイプのコンタクトレンズです。UVをカットする機能がついているので、目を守ることができます。
中心部分の厚みが0.05ミリメートルの超薄型レンズなのに、弾力性があるので指に乗せても型崩れしにくいのが特徴です。そのため、初めてコンタクトレンズをつける方でもつけ外しがしやすくなっています。
レンズのふちはシード独自の「スムース・エッジ・デザイン」でなめらかな仕上がりです。また、非イオン性低含水素材という乾燥の少ない材料で作られているため、つけているときの目の乾きや違和感が軽減されたレンズになっています。
激しい運動をしてもずれにくく、ほこりや花粉などの汚れもつきにくい構造なので、屋外での活動が多い方にもおすすめです。
ボシュロムの「バイオトゥルー ワンデー」もUVカット機能のついたワンデータイプのソフトコンタクトレンズです。
ボシュロム独自の技術で人間の涙にある「うるおいのバリア層」をレンズの表面に再現し、瞳の水分の蒸発を最小限にとどめることができるようになりました。
また、人間の角膜と同じ含水率78パーセントの柔らかな素材でできているため、瞳への刺激が少ないです。そのため、装用しているときの乾燥感も少なく、1日中快適なつけ心地が続きます。
酸素透過率も高く、レンズをつけていても裸眼時の93パーセントの酸素が瞳に行き渡ります。1日中装用していても十分な酸素の量です。目の健康には酸素が欠かせませんから、これはうれしいですね。
レンズはなだらかな非球面構造になっていて、装用したときのゆがみやにじみが軽減されています。すっきりした視界を得られるレンズです。
紫外線の瞳への影響や、UVカット機能のついたコンタクトレンズについてご紹介しました。紹介した2つのレンズはどちらもワンデータイプで、お手入れが必要ないところもうれしいポイントです。
きちんとUV対策を行い、目や肌の健康を保ってくださいね。
長時間、屋外に出るときは紫外線対策として、サングラスを着用する人が多いかと思います。色の濃いサングラスの方が紫外線をカットできるのでは?と考えがちですが、紫外線カット機能がない、色の濃いサングラスをかけると視界が暗くなり、瞳孔が開いた状態のまま、逆に多くの紫外線を目に取り込んでしまい、目を痛めてしまうのです。
また、サングラスの形によっては、レンズと顔の間にすき間ができ、そこから紫外線が入る可能性もあります。目を守るはずのサングラスが、実は目に悪い影響を与えてしまっていては本末転倒ですよね。サングラスを選ぶ時は紫外線透過率が低いものを選びましょう。
さらに効果的な瞳の紫外線対策には、UVカットコンタクトレンズがおすすめ。黒目全体をカバーするので、サングラスのすき間から入る紫外線対策ができます。サングラスと併用することで、目への紫外線ダメージを最小限に抑えることができます。