近視は近くのものははっきりと見えますが、遠くのものがぼやけてしまう見え方の屈折異常です。
近視になると、しっかり見ようと注視してしまい目の負担が大きくなる悪循環に陥りがちです。
今回は、近視の見え方と原因について押さえておきましょう。
目の屈折異常には近視、遠視、乱視などがありますが、日本人に最も多い屈折異常が近視で、5000万人ほどの人が、矯正が必要なほどの近視だと言われています。
近視はある日突然なるわけではなく、知らず知らずの内に進行しています。
そのため、気づかないうちに矯正が必要なほどの近視になっているということも少なくありません。
近視とは目の屈折異常の一つで、網膜上の正しい位置ではなくもっと手前で結像してしまう状態のことを言います。
簡単に言えば、近くにはピントが合いますが、遠くのものがぼやけて見えない状態です。
近視の原因は遺伝によるものと、環境によるものがあると言われています。
親が近視の場合、その子どもも近視になる可能性が高いとされています
小さい子どもは自分の目の見え方について自ら訴えることが少ないので、近視のお子さんの方は学校などでの視力検査の他にも定期的に見え方をチェックしてあげましょう。
また、読書やパソコンでの作業など、近くのものを見続ける時間が長い環境だと近視になりやすくなるともされています。
環境による近視は、生活習慣を改めることで進行を抑えることができます。
姿勢が悪いと、目と見るものの距離が近くなり、目の負担が大きくなってしまいがちです。 近くのものを見る時間が長い人は正しい姿勢を心がけ、本やパソコンから目までは30cm以上の距離になるように気を配りましょう。
また、姿勢を正していても明るさが不十分な暗い環境だと目の負担が大きくなるので、なるべく暗いところで近くのものを長時間見続けないように気をつけましょう。
それだけでなく、定期的に目を休ませることも大切です。
集中して近くのものを見続けていると、まばたきの回数が減ると言われていますが、まばたきには角膜を涙で潤したり、目の筋肉の緊張を和らげたりする効果があるので、目の負担を軽くするうえでとても重要な動作です。
目がちょっと疲れてきたな、と感じたら意識的にゆっくりとまばたきをしてみましょう。
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