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まばたきって大事! コンタクトを付けていても目に酸素が供給されるワケ

ドライアイによってまばたきが増えることがあります。 目が乾くような環境にいればドライアイになり、目の表面を潤そうとしてまばたきが多くなります。 ソフトコンタクトレンズを付けるのであれば、乾燥しにくい含水率の低いものを選びましょう。

自覚するぐらいまばたきが多くなると、気になるものです。 その原因としてはどのようなことが考えられるでしょうか。 また、コンタクトレンズを付けていることと何か関係はあるのでしょうか。

コンタクトレンズとまばたきの関係を探ってみましょう。

まばたきが多いと感じるときは要注意!

まばたきが多くなる原因は様々です。 眼瞼けいれんやチック症、そしてドライアイもその中のひとつに挙げられます。

ドライアイは、乾燥したところに長時間いたり、PCやスマホの画面を長時間見たりすることで起因する、涙の分泌が減ったり、涙液の質が低下することで眼の表面を潤す力が低下した状態のことをいいます。

PCやスマホの画面を凝視するとまばたきが少なくなり、蒸発する量は増えるので目が乾いてしまうのです。

ドライアイになるとまばたきが多くなるほか、ものがかすんで見えたり目が疲れやすくなったりすることもあります。 まばたきが少ないことでドライアイになり、ドライアイになってまばたきが増えるということです。

ソフトコンタクトレンズを使うときも気をつけましょう。 製品によって目の乾きやすさが異なります。 一般的には含水率の多いレンズは付け心地が良い反面乾きやすいので、含水率の低いレンズを選ぶことで比較的改善されるかもしれません。 コンタクトレンズ専用の目薬を差すのもいいですね。

ハードとソフト、装用時のまばたきの意味

コンタクトレンズを装用してまばたきをすると、角膜に酸素が供給されます。

その供給のされ方が、ハードレンズとソフトレンズでは違うところがあります。

ハードレンズの場合は、レンズが角膜より小さいのでレンズに覆われていない部分は酸素が取り込めます。 そしてまばたきをすることによってレンズは上下に動くので、また別の部分でも酸素を取り込めることになります。

ソフトレンズの場合、角膜はレンズにすっぽり覆われるので、空気中から直接酸素を取り込むことができません。 レンズと涙液を通して間接的に酸素を取り込んでいるのです。

まばたきをすることによって目の表面にある涙液が循環することで新しい涙液から酸素が供給され、涙液によって角膜に酸素が供給されるというわけです。

このようにレンズによって違いがありますので、装用時のまばたきの意味を知って、より自分の目と合うコンタクトレンズを選ぶようにしましょう。

公開月:2016/5 

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