カラコンと普通のソフトコンタクトレンズの大きな違いとしては色の有無がありますが、価格や大きさなどにも違いはあるのでしょうか。 カラコンと普通のソフトコンタクトレンズと、カラコンとサークルレンズの違いを比べてみました。
昨今ではカラコン使用者が10~20代の女性を中心に増加してきています。 自分も他のコンタクトレンズからカラコンに替えてみたい!という方も多いと思います。
カラコンに替えると場合によっては以前使っていた洗浄液が使えなかったり、目が疲れやすくなったりするので、事前にカラコンと他のコンタクトレンズの違いについてチェックしておくことが大切です。
カラコンと普通のソフトコンタクトレンズの大きな違いとしてはレンズに着色がされているかどうか、というものがありますが、他の部分で違う部分があるかどうか比較していこうと思います。
・価格の相場
カラコン・・・ワンデータイプ30枚入りで約3,500円
普通のソフトコンタクトレンズ・・・ワンデータイプ30枚入りで約3,000円
・レンズの大きさ
カラコン・・・普通のコンタクトレンズに比べると厚みがある。
普通のソフトコンタクトレンズ・・・カラコンに比べると薄い。
カラコンは着色するスペースが必要なので、普通のソフトコンタクトレンズよりも厚みが増します。
コンタクトレンズは厚みが増すほど目の負担が大きくなるとされています。
そのため、カラコンは普通のソフトコンタクトレンズと比べると目が疲れやすくなってしまいます。
・洗浄液の違い
カラコン・・・過酸化水素タイプの洗浄液が使えないものがある。
普通のソフトコンタクトレンズ・・・基本的に全ての洗浄液を使用できる。
ソフトコンタクトレンズの洗浄液として一般的なものの中に過酸化水素タイプの洗浄液がありますが、
こちらは洗浄力が他の洗浄液に比べると強く、カラコンの色素を溶かしてしまう可能性があるので、
ものによっては使用できない場合があります。
カラコンのパッケージを確認するとレンズ直径とともに「着色直径:〇〇mm」という記載があるかと思います。この着色直径とはカラコンに色がついている部分のサイズを表すものです。
言ってみれば
レンズ直径(DIA)=レンズ全体のサイズ
着色直径=色がついている部分のサイズ
であり、着色直径はレンズ直径のサイズを下回ります。比べてみるとよくわかりますが、着色直径は0.1mm違うだけでも印象や見え方が大きく変わるため、試着をしてみるなどして自分に合うものを選ぶようにしてください。
一般的に着色直径が13.1 mm 以下のものは日本人の瞳の サイズとほぼ同じであり、華やかなカラーを選ばない限り、周囲にもバレにくいです。
着色直径が13.2 mm から13.5 mm 程度のものは裸眼よりもほんの少し大きく、ナチュラルに瞳を華やかにできることから人気があります。着色直径が13.6 mm から13.8 mm のものは裸眼よりもひとまわり大きくなるため、クリッとした大きな瞳を演出できます。13.9 mm 以上のものはしっかり盛れるので、派手な印象にしたい時におすすめです。
ただし全てのカラコンに着色直径のサイズが表示されているわけではありません。商品によっては非表示のものもありますので、口コミを参考にしたり同じメーカーの類似商品を探してみたりすると良いでしょう。
着色直径が自分の裸眼よりも大きすぎると、黒目の割合が大きくなりすぎて不自然な印象になります。
宇宙人のような瞳にならないように、自分に合うサイズを選ぶようにしてください。
また着色直径が大きすぎるレンズは白目が透けてしまうこともあります。
特にフチのあるカラコンはフチと着色部分の境目が目立つため、 要注意です。
瞳をよりきれいに見せるためには白目と黒目のベストバランスである「黄金比率」を知って、おくと良いでしょう。理想的な白目と黒目の比率は「1:2:1」だと言われています。
欧米人に比べて黒目の作りが小粒である日本人は、平均的な比率が「1:1.5:1」と言われています。そのため着色直径がやや小さいカラコンを選び、少しだけ瞳を大きくしてあげると黄金比率に近づけられるでしょう。
自分の瞳のサイズに合ったカラコンを選ぶためには定規を目の下に置いて、スマホで撮影してみましょう。この時読み取れたサイズをもとに、自分の黒目よりも少しだけ大きいメンズを選べば失敗がありません。 ぜひ試してみてくださいね。
カラコンによく似たコンタクトレンズとしてサークルレンズがあります。 どちらも瞳の印象を変えるためのコンタクトレンズであり、度の有無や色なども選べます。
しかし、カラコンとサークルレンズは、それぞれの役割に大きな違いがあります。
カラコンには「瞳そのものの色を変える役割」があり、サークルレンズには「自分の瞳を本来よりも大きく見せる役割」があります。
カラコンはカラーバリエーションも豊富で瞳の印象を大きく変えることができるので、ファッションに何か奇抜なアクセントを足したい方におすすめです。 しかしファッションや色によっては瞳が浮いてしまうので、仕事や学校に装用して行くには不向きとされています。
サークルレンズは薄い色のものが多く、ナチュラルに瞳を大きく見せることができます。 仕事や学校にも装用して行けるほど自然ですが、カラコンほど瞳に大きな変化はないので人によっては物足りなく感じてしまうこともあります。
公開月:2016/2