パソコンを使うときの目の疲れは、辛いものですよね。 長時間連続して使用せずに目を休めることも大事ですが、モニターの角度を変え、やや見下ろすような形で見ることにより、目の疲れを和らげることができます。
モニターを見るときの視線の高さを意識しよう
パソコンを使うときには、疲れ目を防ぐため「視線の高さ」を意識することをおすすめします。 椅子には姿勢よく腰かけて背筋を伸ばし、基本的にはパソコンのモニターと目の距離が50cm以上は離れていることが好ましいとされています。 無意識のうちにモニターに近づきすぎないよう注意しましょう。
パソコンのモニターを見る視線は、モニターの少し上の位置から見下ろすような高さが理想的です。 モニターを見上げると、目の乾燥や、疲れ目の原因になりやすいためです。 座っている椅子が低くパソコンの位置が高くなっている人は、モニターの角度を調整するとよいでしょう。パソコンを使った作業は長時間になりやすいため、目を疲れさせない環境作りをおすすめします。
パソコンやスマホ、テレビなどのLED画面からは「ブルーライト」と呼ばれる光が出ています。紫外線に似た性質を持ち、長時間、目にブルーライトが当たることで、目に紫外線を受けるのと同じような状況が起きると言われています。
例えばパソコンを長時間使用したり、寝る前にスマホをずっと見たりする生活を続けていると、目がチカチカしたり目が疲れやすくなるなどの症状が現れることがあります。 ブルーライトの光の波長が短いため、それが目の疲れに影響していると言われています。 最近では、ブルーライトをカットするディスプレイフィルターや、メガネなども発売されています。
今回は、パソコンのモニターと疲れ目の関係性をご紹介しました。 パソコンを長時間使うときは目を休めることを心掛けましょう。
資料作成やメールのやりとり、調べものなど、職場で毎日長時間のパソコン作業を行っている人は少なくないでしょう。
オフィス内は特に空気が乾燥しがちなうえに、冷暖房といった空調が効きすぎていることもあります。コンタクトレンズを装用してそのような環境にいると、涙の分泌量が不足して目が乾いてしまい、ドライアイを引き起こす原因にもなります。また、疲れ目にもつながります。
職場でドライアイを防ぐための対策として、USB加湿器をデスクに置いて加湿を行う、人工涙液といった涙に近い成分が含まれた目薬をさす、長時間の作業の際はメガネに変える、などがおすすめです。
パソコン作業で目が疲れた際の解消法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
・疲れ目に効くツボを押す
例えば、目尻とこめかみの間の、眉の端と目尻の真ん中のやや外側のくぼみの「太陽(たいよう)」というツボは、目のかすみをはじめとする症状に効く、目によいツボとして知られています。また、手の甲の親指と人さし指の骨の付け根の間にある「合谷(ごうこく)」というツボは、目の疲れのほか、肩こりなどにも効果があります。
ツボを押すときは、適度な強さで数秒押して力を抜くという流れを数回繰り返します。
・目の体操をする
目を動かす体操をすることで血行がよくなり、目の周辺の筋肉をほぐす効果があります。ポイントは体を動かさず、眼球だけを動かすように意識することです。
正面を向いて眼球を上下に動かし、左右、両斜め上・下、右回り、左回りという風に、順番に動かしていきます。
・冷・温パックをする
目が疲れているときは、目の周辺の血管や筋肉に刺激を与えることで、疲れ目を解消することができます。例えば目の充血は冷たいタオルを、目の疲れは温めたタオルを目の上に乗せることで、症状を和らげることができます。
今回は、パソコンによる目の疲れについてご紹介しました。パソコンを使って仕事をすることも多い現代は、どうしても疲れ目になりがちです。できるだけ目の健康を意識して対策を取るように心がけましょう。
更新日:2016/09/19
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