装用していたコンタクトレンズが何かの拍子にはずれてしまった! なんて経験はありませんか? さらに、はずれてしまいそのまま無くしてしまった、という方もいるでしょう。
そんなトラブルを未然に防ぐにはどうすればいいのでしょうか。
つけていたコンタクトレンズがはずれてしまうと、そのまま見つからない可能性があります。
そうならないためにも、コンタクトレンズがはずれてしまう原因と対策についてご紹介します。
コンタクトレンズがはずれる原因は主に4つあります。
1つ目はドライアイ
涙の量が少ないと、ドライスポットという乾燥した部分ができてしまいます。 これにより眼球とコンタクト
レンズに隙間ができたり、コンタクトレンズとまぶたの裏の間に摩擦が生じたりしてしまい、コンタクト
レンズがはずれやすくなってしまうのです。
2つ目はコンタクトレンズと目の大きさが合っていない場合
眼科でコンタクトレンズを作るときには角膜の湾曲(カーブ)度合いを調べます。 この角膜のカーブと
コンタクトレンズのベースカーブが合っていないことが原因の場合があります。
3つ目は、コンタクトレンズの裏表が逆になっている場合
ケースに入っている状態が正しい向きとは限りません。
4つ目は角膜炎や結膜炎などの炎症を起こしている場合
まぶたの裏などがブツブツしているなどの症状で外れやすくなります。
少しでも違和感を覚えたり痛みを感じたりしたときは、すぐに眼科を受診しましょう。
目とコンタクトレンズを清潔に保っておくことで、ある程度はコンタクトレンズがはずれてしまうトラブルを防ぐことが可能です。
コンタクトレンズは常に正しいケア方法で洗浄をしましょう。
また、ドライアイにならないように目薬をさしたり、長時間のパソコン作業などは避けたりするようにして、目の健康に努めましょう。
はずれてしまう原因の初歩的なミスとして、コンタクトレンズの裏表が逆になっていることが多いので、ケースから取り出す際に必ず裏表を確認してから装用するように心がけましょう。
コンタクトレンズをはずそうとしたが目の中に見当たらない…。そんなとき、気づかないうちに外れたのか、それとも目の中にきちんとあるものの張り付いてしまってはがれないだけなのか、判断に困りますよね。
そんなときでも目をいたずらに触ると、傷めてしまうことも。正しい方法でコンタクトを探すようにしましょう。
まずは慌てることなく鏡を使って確認する
コンタクトをはずすときには鏡を使って正面を向き、視線を鏡のほうに向けましょう。人間は指先が目に近づくと、どうしても反射的に目を閉じてしまうためコンタクトをうまくはずせません。
鏡を見たらまずは目を上下左右に動かし、まぶたのふちや白目の位置にコンタクトが張り付いていないか確認しましょう。上まぶたを確認するときには軽くまぶたを持ち上げ、下まぶたを見るときにはあっかんべーをしてみてください。片目を手で隠して探すと見つけやすくなります。また、目薬を差すとコンタクトがうるおって目の中を自由に動くようになるのでおすすめです。
見つからないなら水をためた洗面器を使おう
鏡を使ってコンタクトを見つけられないのであれば、ぬるま湯または水をためた洗面器に顔をつけてぱちぱちとまばたきをしてみてください。コンタクトがはずれるかもしれません。このときにははずれたコンタクトの左右を判別するために片目ずつ行いましょう。
この方法でも見つからない場合は、家族や友人など第三者に見てもらうことをおすすめします。
コンタクトレンズがまぶたの裏に入ることはない
目のなかを探してもコンタクトレンズが見つけられない場合、「もしかしてまぶたの裏側に入ってしまったのでは!?」と心配になりますよね。しかし、安心してください。まぶたの裏側にコンタクトが行ってしまうことはありません。
そのメカニズムを確認しましょう。目の表面を覆っている結膜はまぶたの内側とつながって袋状になっているため、上まぶたや下まぶたからコンタクトが入ろうとしてもブロックしてくれるのです。そのため、無理にまぶたをひっくり返して探す必要はありません。目を傷める原因になるので、まぶたをむやみにひっくり返すのはやめましょう。
今回はコンタクトがはずれてしまう原因と、その対策を紹介しました。コンタクトがはずれると焦ってしまいますが、やたらと目をいじるのはやめましょう。
まぶたの裏側にコンタクトが入ることはありませんので、慌てずに落ち着いて探してください。
更新日:2016/04/28
【関連記事】