コンタクトレンズの油汚れは、洗浄液でこすり洗いをすることで落とすことが可能です。
頑固な油汚れの場合には、脂質に強いタイプの洗浄液を選ぶと良いでしょう。 どうしても落ちない場合は無理をせず、新しいレンズと交換することをおすすめします。
コンタクトレンズを装用するときに手を洗わなかったり、メイクをしてからコンタクトレンズを装用したりすると、レンズに皮脂やマスカラの油分などがついてしまい、汚れることがあります。
コンタクトレンズが汚れたまま装用を続けていると、目にも悪い影響が起きてしまいます。 目の中が清潔な状態を保てなくなり、目のかゆみや痛みが起きたり、目に傷がついてしまったりする可能性もあります。
コンタクトレンズを装用する際は必ず手を洗い、手の汚れがつかないようにしましょう。 また、女性でメイクをする場合は、メイク後ではなくメイク前にコンタクトレンズを装用し、レンズに化粧品などがつかないよう注意しましょう。 レンズの汚れが気になった場合は一度外して洗浄液で洗うなど、清潔な状態を心掛けましょう。
コンタクトレンズに付着する汚れには主に、タンパク汚れと油汚れの2種類があります。汚れの原因がタンパク質と油ですので、成分が違います。
タンパク汚れは、目から分泌される涙にタンパク質が含まれているため、レンズに付着すると考えられます。コンタクトレンズは直接目に装用するので、しっかりとレンズケアをしていても、タンパク汚れが蓄積していることがあります。専用の洗浄液で、定期的にタンパク除去を行うことをおすすめします。
油汚れは、手指の皮脂や、マスカラやファンデーションなどの化粧品・ヘアスプレーやヘアワックスなどの整髪料に含まれる油分によって起こることが考えられます。洗浄液で油汚れを落とすほか、清潔な手でレンズに触れるなど、油分がなるべくレンズにつかないよう工夫することが大切です。
コンタクトレンズに油汚れがついた場合は、洗浄液でこすり洗いをすることで、キレイに落とすことが可能です。 レンズを洗う際は、ソフト・ハードに関わらず取扱いに注意し、破損したり傷がついたりしないよう、指の腹の部分で両面を丁寧にしっかりと洗うようにしてください。
洗浄液のなかには、油汚れなどの脂質に効果的なタイプのものも発売されています。 しつこい油汚れなど、こすり洗いだけでなかなか落ちない場合には、このようなタイプの洗浄液を選ぶのも効果的です。
どうしても汚れが落ちない場合は、そのまま使うのではなく新しいレンズと交換するなどし、目の健康を守りましょう。
コンタクトレンズを清潔に保ち、付着した汚れを落とすためには、レンズの種類や目的に応じて、専用の洗浄液を使用することがポイントです。今回は、中央コンタクトで取り扱いのある、おすすめ商品をご紹介します。
アルコンのオプティフリープラスは、ソフトコンタクトレンズ用の洗浄液です。1本で洗浄~保存までのすべてのケアを行うことが可能なMPSタイプのため、忙しい方や「ややこしいケアは面倒」と考える方にとっても便利です。商品に含まれる、「テトロニック」と呼ばれる成分が油汚れを、クエン酸がタンパク汚れを、それぞれ除去する効果があるため、気になるソフトコンタクトレンズの汚れを落とすことができます。
ボシュロム「スーパークリーナー 強力こすり洗いタイプ」は、ハードコンタクトレンズ用の洗浄液です。洗浄力が高く、研磨剤が含まれているため、小さく硬いハードコンタクトレンズに付着した油汚れやタンパク汚れを、しっかりと落とすことが可能です。
今回は、コンタクトレンズの油汚れについてご紹介しました。レンズの取扱いに注意したり、ケア用品を活用したりして、清潔なレンズを保ちましょう。
清潔なレンズを装用することは快適なだけでなく、目の安全にもつながります。 日々、ちょっとした心がけを忘れず、目をいたわる気持ちを持ってコンタクトレンズ生活を送りましょう。
更新日:2016/09/22
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