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ソフトコンタクトレンズのケア用品の選び方を学ぼう

コンタクトを使っていて気になるケア用品の種類や特徴とは? ソフト用のケア用品にはどんなものがあって、どういった洗浄・消毒方法が自分に合っているの? その種類や特徴について詳しく知りたい!そんなお悩みを持っている方はぜひ参考にしてみてください!

ソフトコンタクトレンズ用のケア用品は主に3つの種類に分類することができますが、その特徴と洗浄方法などから、自分が使用しているコンタクトレンズを洗浄・消毒するのにどのタイプのものを使用したほうが良いのか、選び方についてご紹介します。

ソフトコンタクトレンズ用ケア用品の種類について

繰り返しコンタクトレンズを使う場合、コンタクトレンズを洗浄液で洗って、消毒する必要があるのですが、ソフトコンタクト用のケア用品の種類だけでも大きく3つに分類することが出来ます。

一体、どのような特徴があるのでしょうか?

①まずMPSタイプは、洗浄、すすぎ、消毒、保存を一本でできるもので、コンタクトに付いた汚れを落とすた

 めにこすり洗いをしなければいけません。 こすり洗いをしっかりとする手間が必要ですが、1本で全てが

 済むのでお手軽です。

②次に過酸化水素系の洗浄液は、コンタクトレンズを消毒する液と中和させる錠剤などを混ぜ合わせたものを

 言います。 消毒力が強く泡の洗浄作用があるのでこすり洗いの必要はありませんが、消毒後に中和液や錠

 剤などで中和させないと使うことが出来ないため使用方法に注意が必要です。

③最後にポピドンヨード系は、過酸化水素系と同じように消毒と中和が分かれています。 しかし、過酸化水

 素系よりも刺激が少ないのでポピドンヨードの方が安全性は高いと言えるでしょう。

自分に合ったケア用品の選び方について

ここでは自身の目に合ったケア用品の選び方を考えましょう!

まずはいくつもケア用品を使いたくないという方におすすめするのがMPS。 これは洗浄・すすぎ・消毒・保存のボトルが一本でわかりやすく、これだけでお手入れができるため大変便利です!

しかし、消毒力が過酸化水素系やポピドンヨード系と比べると落ちるため、きちんと指でこすり洗いをして汚れを落とす必要があります。

過酸化水素系の洗浄液は消毒力が強く、泡の発泡作用で洗浄もしてくれるため、コンタクトのこすり洗いをする手間が必要ありませんが、消毒液の刺激が強いので誤って目に入れてしまわない様に注意が必要です。

ポピドンヨード系は過酸化水素系と同じく消毒効果と洗浄作用があるため、こすり洗いの必要はなく、液に漬けておくだけで洗浄と消毒が完了します。

しかし、ポピドンヨード系はヨウ素アレルギーを持っている方は使用することができないため注意が必要です。

どの洗浄液が一番自分に合っているかの特徴を踏まえて洗浄液を選んで、安全に使用していきましょう!

ハードタイプとソフトタイプのケアの仕方の違い

ハードコンタクトレンズの場合、ケアにはつけおき洗浄とこすり洗いの2種類があります。 つけおき洗浄の場合、レンズを軽く洗浄液ですすいでからレンズケースに装着し、目盛りまで洗浄液を入れてケースを閉め、レンズケースを振ってから保管するという方法でケアします。 こすり洗いの場合、外したレンズを水道水ですすいだ後、洗浄液をレンズに垂らして指でこすり洗いを行い、レンズケースに保管します。 つけおき洗浄は簡単でレンズの破損などの可能性が低い反面、頑固な汚れがやや落ちにくいというデメリットがあります。 こすり洗いの場合は汚れが落ちやすい反面、ケアに時間がかるというデメリットがあります。

ソフトコンタクトレンズがハードコンタクトレンズと異なるのは、基本的に水道水ですすぐことがNGであるという点です。

理由として、硬いプラスチック素材のハードコンタクトレンズに比べて柔らかい素材を使用しているソフトコンタクトレンズは、水分を含んだ素材なので雑菌や細菌が付着したり、浸透圧の関係でレンズが変形してしまう恐れがあるためです。

コンタクトレンズのケアの手順

コンタクトレンズのケアは、正しい手順で行うことが大切です。 ケアの順番や方法を守らないと、レンズに汚れが残ってしまったり、レンズが破損したりする恐れがあります。 今回は、MPSと言われるソフトコンタクトレンズのケアの方法をご紹介します。

まず、コンタクトレンズのケアを行う前に大切なのが、手を清潔にしておくことです。 爪は短く切りそろえ、ネイルなどは極力落としておきましょう。 手を洗うときは石けんを泡立て、手のひらや指の腹、爪の間や指の間、手の甲など、十分にこすり合わせて洗いましょう。 石けんはきちんと洗い流し、清潔なタオルやハンカチ、キッチンペーパーなどで水分を十分に拭き取ります。 その際、手指に繊維などがつかない素材を選ぶのがおすすめです。

レンズを外して手のひらに乗せ、洗浄消毒液を数滴レンズに垂らし、指の腹で数十回こすり洗いをします。 裏面も同様に行います。 このとき、力を入れるとレンズが破れることがあるため、優しく一方方向にゆっくり洗うことがポイントです。 終わったら洗浄消毒液でレンズをすすぎ、洗浄消毒液を注いだレンズケースに入れてキャップを閉め、保管します。 レンズケースの中の洗浄消毒液は必ず毎回交換し、装用後はレンズケースを水道水ですすいで、清潔なタオルなどにひっくり返して自然乾燥させます。

今回は、ソフトコンタクトレンズのケア用品についてご紹介しました。 正しい使用方法やケアを知り、常に清潔なレンズを使用しましょう。

 公開日 2016/1/8

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