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カラコンのDIAとは?瞳に優しいDIAの選び方

カラコン(カラーコンタクトレンズ)を選ぶ際には、さまざまな数値をチェックしなければいけません。なかでも、装用感や目の健康に大きく影響するのが「DIA」の数値です。

もっとも、カラコン購入時にDIAを指定することはほとんどありません。そのため、DIAの意味や重要性をよく知らない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、カラコンのDIAの意味や重要性、目の健康に配慮したDIAの選び方などを解説します。

■カラコンのDIAとは?

そもそも、カラコンのDIAは何を表しているのでしょうか。意味や確認方法、着色直径との違いなどと併せて見ていきましょう。

◇DIAは、レンズそのものの大きさを表す数値

「DIA」とは、英語の「diameter」の略で「直径」という意味です。カラコンをはじめとするコンタクトレンズの「DIA」は、「レンズ直径」を表しています。

カラコンのレンズはゆるくカーブしていますが、DIAはレンズを平らにした状態ではなく、カーブした状態で測定した数値です。単位は「mm」で、0.1mm刻みで13.0mm~15.0mmくらいまであります。

◇DIAを確認する方法

通常、DIAはカラコンのブリスターケースや外箱に表示されています。通販サイトでは、商品の紹介ページにDIAが表示されているのが一般的です。

とはいえ、多くの場合DIAは商品ごとに決まっているため、カラコン購入時にDIAを選ぶことはほとんどありません。

ただ、カラコンでは着色直径が大きくなるとDIAも大きくなります。したがって、着色直径が大きいカラコンを選んでいる場合は、必然的にDIAが大きいカラコンを選んでいることになります。

◇DIAと着色直径の違い

ここで、DIAと着色直径の違いを整理しておきましょう。

着色直径は、カラコンの色が着いている部分の直径(外径)です。DIAは、カラコンの着色部分の外側にある透明な部分まで含めたレンズ全体の直径です。

つまり、DIAは外側の透明な数mmほど着色直径より大きいということになります。

なお、DIAの大きさで見た目が変化することはありません。瞳の印象に影響するのは着色直径です。

どちらも「直径」を表す数値なので混同しやすいですが、まったく別のものなので間違えないようにしましょう。

■カラコンでDIAの確認が大切な理由

カラコンを選ぶ際にDIAを選択することはほとんどありません。また、DIAが見た目に影響することもありません。それにもかかわらず、「カラコンを購入する際にはDIAの確認が大切」といわれるのは、DIAによって装用感や目にかかる負担が変わるためです。

◇装用感が変わるから

DIAが目の大きさに合っていないと、カラコンが目にうまくフィットしません。当然、ズレや装用時の不快感が生じやすくなり、外れる場合もあります。カラコンがズレると、摩擦で目に傷が付きやすいため注意してください。

特に、DIAが小さいカラコンは瞳の上で動きやすいため、不快感や異物感が生じやすくなります。ドライアイの方の場合、DIAが小さいカラコンを使うと、目とレンズの間に隙間ができやすくなり、見づらさを感じることもあります。

◇瞳にかかる負担が変わるから

DIAの大きさは、瞳にかかる負担にも影響します。

カラコンのDIAが大きいと、外れたりズレたりするリスクは低くなりますが、瞳の広い範囲がレンズに覆われるため、目に届く酸素の量が少なくなります。目の酸素不足は充血や眼精疲労などの原因になるほか、角膜感染症や視力低下をまねくこともあるため大変危険です。

また、DIAが大きいと涙が瞳全体に行き渡りにくくなるため、目が乾燥しやすくなります。目が乾燥するとカラコンが貼りつき、眼球を傷つけることもあります。

このようなことを防ぐためにも、カラコンを購入する際にはDIAをきちんと確認しなければいけません。

■カラコンのDIAを選ぶ際のポイント

カラコンのDIAを選ぶ際には、どのようなことに注意すべきなのでしょうか。ここでは、目の負担に配慮したDIA選びのポイントを紹介します。

◇DIAの目安を知っておく

カラコンのDIAは、黒目より少し大きめ程度のものを選ぶと、装用感が良くズレにくくなります。

日本人の黒目の大きさは、平均11.0mm~12.5mmといわれているため、カラコンのDIAは14.2mm前後がおすすめです。

このサイズなら、瞳の健康を守りながら目もとの印象変化を楽しむことができます。

◇イメージを重視するなら着色直径を優先

カラコンを選ぶ際には、着色直径もしっかりチェックしなければいけません。

瞳の印象は着色直径の大きさで変わるため、カラコン装用時のイメージを重視するなら、着色直径を決めたあとにDIAを選ぶとよいでしょう。

瞳を自然に盛りたいなら、着色直径が13.0mm~13.5mmのカラコンがおすすめです。そのうえでDIAが14.0mm前後の商品を選べば、失敗が少なくなります。

◇DIAが大きい場合は酸素透過率も要チェック

DIAが大きいカラコンを使いたい場合は、酸素透過率が高いものを選ぶようにしましょう。

カラコンの酸素透過率とは、レンズがどれくらい酸素を通すかを数値で表したもので、パッケージや添付文書などのスペック欄に「Dk/L値」として表示されています。

カラコンの酸素透過率は商品によって大きく異なりますが、目の健康を重視するならDk/L値が24.1以上のものがおすすめです。

また、DIAが大きいカラコンを装用する場合は、装着液や人工涙液などを使って目の潤いを保つのも忘れないようにしましょう。

■DIA別|理想の瞳を目指せるおすすめカラコン

ここからは、カラコンのDIAごとの特徴とともに、理想の瞳を目指せるおすすめの商品を紹介します。

◇DIA14.0mm以下:学校やオフィスでも違和感なく使える

DIAが14.0mm以下のカラコンは、瞳とあまり変わらないサイズです。このサイズのカラコンは着色直径も小さめなので、学校やオフィスなどでも違和感なく使えます。

おすすめ商品
・ネオサイト ワンデーリング UV
レンズカラー/DIA/着色直径
モーヴブラウン/14.0mm/12.8mm
ダークブラウン/14.0mm/13.4mm
ライトブラウン/14.0mm/13.2mm
ブラウン/14.0mm/13.0mm
ブラック/14.0mm/13.0mm

・ アイコフレ 1day UV M
レンズカラー/DIA/着色直径
ライトブラウン/14.0mm/12.8mm
ブラック/14.0mm/13.0mm
ブラウン/14.0mm/13.2mm
(ライトブラウン/14.2mm/13.3mm、グレー/14.2mm/13.1mm、ブラウン/14.2mm/13.5mmもあり)

◇DIA14.2mm:自然に盛れるおすすめサイズ

瞳を自然に盛れるのは、DIAが14.2㎜程度のカラコンです。カラコンとしては平均的なサイズで、商品も多数あります。男性が好感を持つのも、このサイズのカラコンです。

おすすめ商品


・ FRUTTIE
レンズカラー/DIA/着色直径
スウィートベリー/14.2mm/13.3mm
ブライトオレンジ/14.2mm/13.3mm
グロッシーチェリー/14.2mm/13.2mm
ミスティグレープ/14.2mm/13.2mm
ハニーペアー/14.2mm/13.0mm

・ MOLAK 1DAY
レンズカラー/DIA/着色直径
ブラウンバニー/14.2mm/13.6mm
ドーリッシュブラウン/14.2mm/13.2mm
ドーリッシュグレー/14.2mm/13.2mm
バブルブルー/14.2mm/13.4mm
ダークピオニー/14.2mm/13.6mm
サクラスモア/14.2mm/13.5mm
メルティーミスト/14.2mm/13.5mm
サクラペタル/14.2mm/13.3mm
ティントブラウン/14.2mm/13.3mm
ダズルベージュ/14.2mm/12.8mm
ダズルグレー/14.2mm/12.8mm
コーラルブラウン/14.2mm/11.9mm
ミラーグレー/14.2mm/13.0mm

◇DIA14.5mm以上:しっかり盛りたい方向け

DIA14.5mm以上のカラコンは、瞳よりかなり大きめのサイズになります。一般的に着色直径も大きいため、瞳を大きく見せたい方向けです。しっかり盛れてかわいい印象になるため、女性に人気があります。

おすすめ商品
・ feliamo
レンズカラー/DIA/着色直径
シャイニーブラウン/14.5mm/13.5mm
チュールブラウン/14.2mm/13.3mm
シアーブラック/14.2mm/13.0mm
サクラムース/14.5mm/13.7mm
ティラミスリング/14.5mm/13.7mm
アフォガード/14.2mm/13.6mm
コーヒーゼリー/14.2mm/13.0mm
エスプレッソ/14.5mm/13.5mm
カフェモカ/14.5mm/13.5mm
カプチーノ/14.2mm/13.0mm
シアーブラウン/14.2mm/13.0mm
チェスナット/14.5mm/13.5mm
エアリーベージュ/14.2mm/13.3mm
オリーブブラウン/14.2mm/13.0mm

・ melady 1day アイドルリング
レンズカラー/DIA/着色直径
ブラウン/14.5mm/13.8mm

■まとめ

カラコンのDIAとは、レンズそのものの直径を表すものです。着色直径のように瞳の印象を左右するものではありませんが、小さすぎても大きすぎても目の健康には良くありません。したがって、カラコンを選ぶ際にはDIAも必ずチェックしましょう。

装用感が良く、目に負担がかかりにくいカラコンのDIAは、14.0mm前後です。DIAが大きいカラコンを選ぶ際には酸素透過率を確認し、必要に応じて装着液や人工涙液を併用するなどして、目の酸素不足や乾燥を防ぐようにしましょう。

カラコン選びに悩んだら、今回ご紹介した商品をお試しください。お気に入りの商品がいくつかある場合は、場面ごとに使い分けるのがおすすめです。