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度ありカラコンはどうやって買うのが正解？正しい購入方法と注意点

度ありカラコン（カラーコンタクトレンズ）は、視力矯正と瞳のおしゃれを同時に叶えられる便利なアイテムです。インターネット通販などでも簡単に入手できるため、コスメと同じような感覚で購入している方もいるでしょう。

しかし、度ありカラコンを購入する際には眼科受診が必要です。眼科を受診しないで購入すると、最悪の場合失明するおそれがあります。

そこでこの記事では、度ありカラコン購入時に眼科を受診しなければならない理由とともに、安全な購入方法と選び方を解説します。

度ありカラコンを眼科・実店舗・通販サイトで購入する場合のメリット・デメリットも紹介するので、購入場所で悩んでいる方もぜひ参考にしてください。

■度ありカラコンの購入には眼科受診が必要

度ありカラコンに限らず、コンタクトレンズは処方箋なしでも購入可能です（一部必要な製品もあります）。

しかし、度ありカラコンをはじめとしたコンタクトレンズは「高度管理医療機器」に指定されており、人体へのリスクが比較的高い「クラスⅢ」に分類されています。目に合ったものを選んで正しく使わないと、角膜（黒目の部分）に傷が付き、場合によっては失明のリスクも否定できません。

このような目のトラブルを防ぐためには、眼科で検査・診察を受け、目の状態に応じたコンタクトレンズを処方してもらうことがとても大切です。特に、度数は眼科を受診しないと正確に測定できないため、購入前の眼科受診は必須といえます。

目の健康を守って安全に瞳のおしゃれを楽しむためにも、度ありカラコンの購入時には眼科を受診しましょう。

なお、視力矯正用のソフトコンタクトレンズを普段から使っている場合でも、眼科受診は必要です。コンタクトレンズは種類や製品が異なると、度数が同じでも見え方に違いが出ることが珍しくありません。そのため、いつもの度数で度ありカラコンを選ぶと、うまく視力矯正できないおそれがあります。

■度ありカラコンはどこで購入できる？

度ありカラコンは眼科のほか、カラコン専門店やドラッグストアなどの実店舗、通販サイトなどで購入できます。ここでは、購入場所ごとのメリット・デメリットを見ていきます。

◇眼科

眼科によっては、診察を受けたあとにそのまま度ありカラコンを購入できるところがあります。眼科での購入を希望する場合は、受診前に公式サイトや電話などで購入の可否を確認しておきましょう。

・メリット

購入前に検査や眼科医の診察が受けられるため、確実に目に合った製品を購入できます。また、医師に目の健康状態を毎回チェックしてもらうことで、目のトラブルや度数の変化にも早めに対応してもらえます。

検査から診察、購入までがクリニック内で完結するため、移動の手間がないのも大きなメリットです。

・デメリット

眼科では、おもにクリアタイプのコンタクトレンズを取りあつかっているため、カラコン専門店や通販サイトなどに比べて製品の種類は少なめです。そのため、希望のカラコンが見つからないおそれがあります。

また、人件費や仕入れ原価などの影響で、ほかの購入場所よりレンズ価格が高い傾向があります。

このようなデメリットはありますが、瞳の安全・健康を重視するなら、眼科での購入に勝る選択肢はないでしょう。

◇実店舗

カラコン専門店やドラッグストアなどでは、処方箋を提出して度ありカラコンを購入します。処方箋不要の店舗もありますが、処方箋にはレンズデータが記載されているため、必ず持参しましょう。

・メリット

実店舗では、一般的に眼科より多数の製品を取りあつかっているため、度ありカラコンの選択肢も広くなります。また、価格は眼科よりリーズナブルな場合が多く、セールなどで安く購入できることもあるため、コスパを気にする方にもおすすめです。

・デメリット

売り場面積の狭い店舗では、取りあつかうカラコンの種類が少なくなります。デザインやカラー、度数などによっては取り寄せになることもあるため、その場で度ありカラコンを購入できないケースもあるでしょう。

また、実店舗では、海外製品など日本の安全基準をクリアしていないカラコンが販売されていることがあります。粗悪なカラコンの使用は目のトラブルにつながる場合もあるため、注意が必要です。

処方箋の有効期間にも気を付けなければいけません。期間切れの処方箋は無効になるため、必ず有効期間を確認しましょう。

◇通販サイト

通販サイトを利用する場合は、処方箋に記載されたレンズデータをもとに度ありカラコンを購入します。

・メリット

通販サイトは、時間と場所を選ばずに利用できるのが大きなメリットです。通勤・通学や家事の合間にも利用できるため、忙しくて実店舗に行く時間がない方に向いています。

また、眼科や実店舗よりも品ぞろえが豊富で、価格の安い製品が多いのも大きなメリットです。キャンペーンやクーポン配布も頻繁にあり、サイトによっては送料無料サービスやセット購入割引などが利用できることもあります。

・デメリット

通販サイトでは、粗悪な海外製品が販売されていることもあります。厚生労働省の承認を得ていない海外製品を使用した場合、たとえ眼障害が生じても、メーカー保証やアフターサービスの対象外となります。したがって、安全な製品を自分で見極めて購入しなければなりません。

また、通販サイトを利用する場合、間違ったレンズデータで注文すると別のカラコンが届いてしまいます。入力ミスによる返品・交換は対応してもらえないケースが多いため、間違えないようにしましょう。

■安全な度ありカラコンの購入方法と選び方

それでは、実店舗や通販サイトで度ありカラコンを安全に購入するためには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。瞳を傷付けにくい、安全な度ありカラコンの選び方と併せて解説します。

◇「高度管理医療機器等販売業」の許可を得ている店舗・サイトを選ぶ

度ありカラコンは「高度管理医療機器」に分類されるため、販売には特別な許可が必要です。したがって、度ありカラコンを眼科以外で購入する場合は、「高度管理医療機器等販売業」の許可を得ている店舗や通販サイトを選びましょう。

「高度管理医療機器等販売業」の許可を得ている実店舗では、利用者の見やすい場所に販売業許可証が掲示されているはずです。通販サイトの場合は、「特定商取引法に基づく表記」などのページに「高度管理医療機器等販売業許可番号」が掲載されていることを確認しましょう。

「高度管理医療機器等販売業」の許可を得ている店舗や通販サイトでも、日本国内で承認されていないカラコンを販売している場合があります。そのため、度ありカラコンを購入する際には、製品そのものの安全性にも注意しなければなりません。

度ありカラコンをはじめとするコンタクトレンズの安全性は、「高度管理医療機器承認番号」が付いているかどうかで確認できます。国内の安全基準をクリアした製品であれば、パッケージや添付文書に「高度管理医療機器承認番号」が記載されているため、購入前に必ず確認してください。

通販サイトでは、各レンズの紹介ページに「高度管理医療機器承認番号」が掲載されていることが多いため、気になるカラコンがある場合はチェックしておきましょう。

◇「サンドイッチ構造」の製品を選ぶ

カラコンの着色部分の構造にはいくつか種類がありますが、安全性が高いとされているのが「サンドイッチ構造」です。着色部分を2枚のレンズで挟み込んでいるため、色素が露出して直接目に触れるリスクはほとんどありません。

ただし、着色部分の構造は製品サイトなどで確認できないことがあります。気になる場合は、販売店や販売サイト、メーカーなどに問い合わせましょう。

■まとめ

度ありカラコンを購入する際には、眼科受診が必要です。眼科を受診すれば、きちんと検査して目に合うレンズを処方してもらえるほか、目の健康維持にも大変役立ちます。

一方で、眼科を受診せずに度ありカラコンを購入すると、レンズがうまくフィットしなかったり、目を傷付けるリスクが高くなったりといったトラブルにつながりかねません。

なお、眼科受診は度ありカラコンを処方してもらったあとも継続してください。度数の変更が必要になる場合もあるため、少なくとも3ヵ月に1回は受診して、目の健康を維持しながらカラコンでのおしゃれを楽しみましょう。

更新日：2024/2

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