コンタクトレンズを使っていると、ある日レンズが白っぽくなっていることに気がつくことがあります。 それが一体何なのか、また何が原因で白っぽくなるのかをご存知ですか?
コンタクトレンズを快適に使用するために、原因と対策を知っておきましょう。
いつもと変わらない手順でコンタクトレンズを装用しているのに、なんだか視界が曇って見えて、あわててはずすとコンタクトレンズが白っぽく汚れている。
なぜこんなことが起こるのでしょうか? 詳しく説明します。
コンタクトレンズに付着する汚れは、涙に含まれているタンパク質などが主な成分です。 しかし、いつもと同じ手順でコンタクトレンズを洗浄しているのに、なぜ白っぽく汚れてしまうのでしょうか?
その原因は、化粧品の油分が原因のケースが多いと言われています。
コンタクトレンズの汚れには2つの種類があります。
1つ目は「タンパク汚れ」、2つ目は「油汚れ」です。
私たちが日頃コンタクトレンズのお手入れに使っている洗浄液というのは、この「タンパク汚れ」を落とす効果のあるものが多いのです。
いつもと同じ洗浄をしているのにコンタクトレンズが白っぽく汚れるのは、化粧品の油脂がレンズに付着していたり、こすり洗いが不十分でタンパク汚れを落とし切れていなかったりすることが原因だと考えられます。
日頃使っている化粧品や、スキンケアに使う保湿剤や乳液、日焼け止めの多くには油分が含まれています。 スキンケアから化粧が完成するまでの工程には、たくさんの油分が手に付いている状態です。 石鹸で手をしっかり洗わないとなかなか汚れは落ちません。
そのため、コンタクトレンズはスキンケアや化粧を行う前に装用しましょう。 反対に化粧を落とす時には、コンタクトレンズをはずしてからクレンジングをするようにしましょう。
また、体質的にもともとタンパク質の分泌が多い方や、アレルギー体質の方は通常よりコンタクトレンズが汚れやすいと言われています。 そんな方は、使い捨てのコンタクトレンズに変えたり、眼鏡と併用したりするなどして汚れを最小限に留めるよう工夫しましょう。
更新日:2016/04/28
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