コンタクトレンズの装用を続けるうえで、気をつけたいのがタンパク汚れです。 レンズにタンパク汚れがついてしまうと、視界の異常や目にアレルギー性の病気を引き起こしてしまいます。 そこで、コンタクトレンズのタンパク除去についてご紹介します。
コンタクトレンズに付着するタンパク汚れは、毎日ケアすることでタンパク除去ができます。 また、ハードレンズとソフトレンズでは、ケアの方法に違いがあります。 目の健康を保つためにも、レンズのケアは必須です。
コンタクトレンズを装用していると、レンズのくもりで見えづらくなったりゴロゴロとした違和感を覚えたりして、レンズのつけ心地の悪さを感じてきます。 その原因は、目から出る涙に含まれるタンパク質による汚れです。
タンパク汚れは、酸化したり固着したりする性質があり、しかも透明なのでなかなか見えません。 コンタクトレンズの汚れのなかでも、タンパク汚れは特に落としにくいです。 このタンパク汚れがレンズに蓄積していくと、レンズのくもりや乾燥感だけでなく、まぶたにブツブツができる巨大乳頭結膜炎などのアレルギー性結膜炎を引き起こしてしまいます。
目を傷つけないで健康を保つためにも、コンタクトレンズの適切なケアは毎日必要です。
コンタクトレンズについたタンパク汚れは、毎日のケアで除去することができます。 タンパク除去は、ハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズで方法が違います。
ハードコンタクトレンズのケアは、洗浄をして保存するのが基本的な流れです。 指や手のひらでレンズをこすり洗い、つけおき洗浄で保存することでレンズをきれいに保てます。
ソフトコンタクトレンズの場合は、菌やカビが繁殖することがあるので、洗浄と保存に加えて殺菌対策の消毒をします。マルチパーパスタイプや過酸化水素タイプの消毒液を用いることで、コンタクトレンズの保存中に消毒ができます。 毎日のケアでタンパク汚れを落としきれない場合は、更に強力なタンパク除去剤を使いましょう。
視力が悪い人にとって、コンタクトレンズは実に便利なものです。 しかし、レンズが汚れてしまうと目のトラブルを引き起こしてしまうので、毎日のケアを心がけましょう。
更新日:2016/10/17
【関連記事】