乱視になると、文字や標識などが二重にぼやけて見えたり、景色がゆがんで見えたりといった症状が現れます。見えにくく感じたら早急に眼科を受診し、医師と相談のうえ、矯正の必要があれば乱視用コンタクトレンズを作ることをおすすめします。
近くと遠くの両方がぼやけて見えたり、道路標識が二重に見えたり信号がにじんで見えるというように、日常生活が不便に感じてしまう乱視。もちろん乱視の方でもコンタクトレンズは装用可能です。乱視用コンタクトレンズは通常の度数だけでなく「乱視度数」や「乱視軸」などを知る必要があります。
乱視度数は「CYL」というアルファベットで表され、0.50刻みの数値となっています。数値が大きいほど角膜と水晶体のゆがみが大きいという意味を持ち、乱視の度合いが強いということになります。乱視軸は「AXIS」と呼ばれ、乱視の角度を表しています。乱視には、直乱視、倒乱視、斜乱視などがあります。「乱視かな?」と感じた方は、早めの眼科の受診をおすすめします。
乱視用コンタクトレンズの乱視度数が気になる方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
乱視の見え方は、近視や遠視とは異なります。では、乱視用コンタクトレンズは、通常のコンタクトレンズと比べて何が違うのでしょうか。
乱視は目の焦点がはっきり合わない状態のため、近くや遠くのものが見えにくくなります。暗い場所でも見えづらくなるため、車の運転をする方は危険です。また、目が無理をして見ようとするため、疲れ目の原因にもなります。自分が乱視かどうか心配な方は、眼科で検査を受け、見え方をチェックしましょう。
乱視の場合、ハードコンタクトレンズか乱視用コンタクトレンズを使用することになります。乱視用コンタクトレンズは、レンズの乱視軸の方向が決まっているのが特徴です。通常のレンズに比べて価格が高めに設定されていたり、店頭の在庫が少ないこともあります。
乱視用コンタクトレンズについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。
例えば文字が重なって見えたり、景色がゆがんで見えたりする場合、乱視になっている可能性があります。乱視用コンタクトレンズは「トーリックレンズ」とも呼ばれます。ソフトコンタクトレンズのみならず、ハードコンタクトレンズにも、乱視用があります。
トーリックレンズの場合、目の中でレンズが回転をするのを防ぐために、レンズの場所によって厚みが異なるのが特徴です。また装用感も異なるため、使用する際には医師に相談することが必要です。
乱視用コンタクトレンズには、乱視度数「CYL」と乱視軸「AXIS」という数値があります。AXISの場合、縦方向の直乱視は180度、横方向の倒乱視は90度、斜め方向の斜乱視はそのほかの数値で表されます。乱視の方の場合、自分の乱視のタイプに合わせたコンタクトレンズを作る必要があります。
乱視軸や乱視度数などについて興味がある方は、こちらの記事をご覧ください。
ファッションアイテムとしてのイメージが強いカラコンですが、実は、乱視用のカラコンも発売されています。「乱視なのでカラコンの装用は無理」というわけではありません。乱視用コンタクトレンズには乱視を矯正する効果があるため、乱視用カラコンを装用することで、乱視矯正とおしゃれの両方を実現させることができます。
乱視度数や乱視の角度などは人によって異なるため、乱視用カラコンを作る場合には必ず眼科の検査を受けることが必要です。
初めて乱視用カラコンを装用するという方は、国内メーカーから発売されている、お手入れが不要なワンデータイプのものを選んでも良いでしょう。UVカット機能や汚れのつきにくい素材でできているカラコンを選べば、快適に過ごすことができます。
乱視用カラコンについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
今回は乱視用コンタクトレンズについて詳しく分かる記事をご紹介しました。既にコンタクトレンズを装用している方のなかでも見え方に違和感があるときは、もしかしたら乱視の可能性があります。
早目に医師に相談し、乱視用のコンタクトレンズを装用するようにしましょう。乱視度数や乱視の角度は人によって異なるため、乱視用のコンタクトレンズ、またはカラコンを購入する際は必ず眼科を受診するようにしてください。