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コンタクトデビューを検討中の方必見!初心者が押さえておきたい基礎知識まとめ

コンタクトレンズを使ってみたいものの、不安でデビューをためらっている方、また、お子さんのコンタクトレンズデビューの年齢に悩んでいる方もいるかもしれません。中高年になってからのコンタクトレンズデビューに、気恥ずかしさを感じている方もいることでしょう。

そこで今回は、コンタクトレンズデビューを目指す方やそのご家族に向けて、コンタクトレンズに関する基礎知識と、より詳しく解説している記事をまとめて紹介します。コンタクトレンズの入れ方や外し方、ケア方法などを紹介した記事もあるので、コンタクトレンズ初心者の方もぜひ参考にしてください。

■初めてのコンタクトレンズの選び方

コンタクトレンズは、水を含まない硬い素材で作られているハードコンタクトレンズと、水を含むやわらかな素材で作られているソフトコンタクトレンズの2種類に大きく分けられます。

さらに、ソフトコンタクトレンズには、通年使用できるタイプ、1度しか使用できないワンデータイプ、使用期間内なら何度でも使用できる2ウィークタイプやマンスリータイプなどがあります。

コンタクトレンズは素材以外にもいろいろな違いがあるので、自分に合う商品を選ぶには、それぞれの特徴を把握することが必要です。そのため、コンタクトレンズデビューを目指す方にとって、レンズ選びは最初の大きなハードルともいえるでしょう。

しかし、コンタクトレンズの種類や特徴を購入前に知っておけば、レンズ選びの際に役立ちます。加えて、コスパや装用感、ケアにかかる手間、装用時間や使用目的など重視すべきポイントを絞れば、よりスムーズに商品を選べるでしょう。

コンタクトレンズの種類や特徴などレンズ選びに役立つ基礎知識は、以下の記事で紹介しています。

■コンタクトレンズを購入するには、眼科受診が必要

コンタクトレンズを購入する際には、眼科を受診して処方箋を発行してもらう必要があります。面倒だと感じるかもしれませんが、眼科受診は瞳の健康を守るためにとても大切なことです。

健康保険証またはマイナンバーカード、メガネ、おくすり手帳、診察代金およびコンタクトレンズの代金などを用意して、眼科受診をしましょう。保険証やマイナンバーカードを提出しないと自費診療扱いになって診察代が高くなるため、忘れずに持参してください。

眼科では、受付・問診後に目の検査と眼科医による診察があります。目の健康状態に問題がなければ、医師と相談してコンタクトレンズを選び、フィッティング・度数調整を経てレンズを決定します。コンタクトレンズを初めて装用する場合は、着脱の練習やケア方法の指導などもあるでしょう。最後に、会計を済ませて処方箋を受け取れば、コンタクトレンズを購入できます。

なお、保険負担割合が3割の方の場合、眼科の診察にかかる費用は初診で1,000~1,500円程度、再診で300~900円程度です。

コンタクトレンズの価格は商品によって異なりますが、費用の目安は以下のとおりです。

 ワンデータイプ:両眼1ヵ月分(30枚×2箱)で4,000~10,000円前後
 2ウィークタイプ:両眼3ヵ月分(6枚×2箱)で4,000円~10,000円前後
 マンスリータイプ:両眼3ヵ月分(3枚×2箱)で6,000円前後
 長期間使用タイプのソフトコンタクトレンズ:両眼で30,000円前後
 ハードコンタクトレンズ:片眼で10,000円前後

なお、ワンデータイプ以外はレンズケア用品も購入しなければなりません。レンズケア用品代は、3ヵ月分で2,000円前後です。

眼科で受ける検査の詳細などは、以下の記事でご確認ください。

■コンタクトレンズの入れ方・外し方とは?

コンタクトレンズには、正しい入れ方・外し方があります。自己流の方法がクセになると、レンズを破損したり目を傷つけたりすることもあるため、大変危険です。

入れ方については、ソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズで大きな違いはありません。指を使ってまぶたを大きく開き、レンズを目の上にそっとのせたら、ゆっくりまばたきをしてレンズを目になじませます。

一方、外し方はソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズで大きく異なるので、注意しましょう。ソフトコンタクトレンズの場合は、レンズを少し下にずらしたあと、レンズ下方をつまんで外します。ハードコンタクトレンズの場合は、まぶたを引っ張った状態でまばたきをしたり、下まぶたを押し上げたりして外すのが一般的です。

コンタクトレンズの入れ方・外し方は、以下の記事で確認できます。うまく入らないとき・外れないときの原因や対処法も紹介しているので、コンタクトレンズデビュー前に予習しておきましょう。

■コンタクトレンズのお手入れ方法

コンタクトレンズを清潔に保って目のトラブルを防ぐには、毎日の洗浄や消毒が欠かせません。マンスリータイプや長期間使用するタイプのコンタクトレンズでは、定期的なタンパク除去も必要です。

ハードコンタクトレンズの洗い方としては、「こすり洗い」と「つけおき洗い」があります。つけおき洗い用の洗浄液は洗浄力があまり強くないため、週に数回はこすり洗いをしましょう。また、いずれの洗い方でも、1週間~1ヵ月に1回はタンパク除去が必要です。

ソフトコンタクトレンズを洗う場合は、MPS(マルチパーパスソリューション)、過酸化水素水系洗浄液、ポビドンヨード系洗浄液のいずれかを使います。マンスリータイプや長期使用タイプのレンズは、定期的なタンパク除去も忘れないでください。

なお、コンタクトレンズを清潔に保つためには、レンズケースも清潔にする必要があります。レンズケースからレンズを取り出したら、ケースと蓋を流水かMPSできれいに洗い流し、自然乾燥させましょう。ハードコンタクトレンズのレンズケースは半年~1年に1回、ソフトコンタクトレンズのレンズケースは3ヵ月に1回は交換して、清潔な状態を維持してください。

コンタクトレンズの詳しい洗い方や洗浄時の注意点などは、以下の記事で詳しく解説しています。

■コンタクトデビューは何歳から?年齢別のポイント

コンタクトレンズは何歳からでもデビューできます。しかし、デビューする年齢によって注意すべき点が若干異なることは、あまり知られていないかもしれません。

◇コンタクトレンズの使用に年齢制限はない

子どものコンタクトレンズデビューで大切なのは、年齢ではなく「正しく使用できるか」という点です。子どものコンタクトレンズデビューに不安がある場合は、以下の点をチェックしてみましょう。

 コンタクトレンズの着脱が一人でできるか
 適切なレンズケアができるか
 装用時間や装用期間などのルールを守れるか
 コンタクトレンズを使ってはいけない場面(プールなど)をきちんと理解しているか
 メガネを併用しているか
 目のトラブルを保護者に伝えられるか

これらすべてをクリアできるなら、コンタクトレンズデビューは可能と考えられます。

ただし、子どもの目の健康を守るには、保護者の方の協力が必要不可欠です。特に眼科の定期受診は、成長期の子どもの目を守るために欠かせません。また、装用に関するルールを決め、親子でレンズのケアや管理をすることなども大切です。

子どものコンタクトレンズデビュー時の注意点や保護者の方の役割などをさらに詳しく知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。

◇30代・40代でもコンタクトデビューは可能?

30代・40代で初めてコンタクトレンズを使う方も、少なくありません。

30代でコンタクトレンズデビューをするなら、ワンデータイプのコンタクトレンズがおすすめです。ワンデータイプはデイリーケアをする手間がなく、装用後は捨てるだけなので、仕事や家事・育児などで忙しい30代の方でもストレスなく使えます。

また、30代のうちにコンタクトレンズの取り扱いに慣れておけば、年齢を重ねて遠近両用コンタクトレンズが必要になっても困ることはありません。

瞳になじみやすいカラコンの選び方や快適なコンタクトレンズライフを送るコツなどは、以下の記事を参考にしてください。

40代以降にコンタクトレンズデビューする場合でも、多数のメリットがあります。遠近両用コンタクトレンズを使えば、遠くだけでなく手もとも見やすくなるため、裸眼時と同じようにメイクを楽しめます。また、コンタクトレンズはメガネのようにかけ外しの手間がないため、周りの人に老眼を気付かれずに済むでしょう。

ただし、年齢にともなって涙の量や目の健康状態は変化します。快適な装用を続けるために、目に負担がかかるような使い方は避け、眼科の定期受診を欠かさないようにしましょう。

40代以降のコンタクトレンズデビューのメリットや注意点などについて、さらに知りたい方は以下の記事をご一読ください。

■基礎知識を押さえて、コンタクトデビューを成功させよう

今回は、コンタクトレンズデビューを目指す方に向けて、購入前に押さえておくべき基礎知識をまとめました。さらにより詳しく解説している記事も紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。

あらかじめコンタクトレンズに関する基礎知識を身に付けておくことは、目の健康を守るうえでも重要なことです。各章の記事を読んで不安や疑問を解決したら、コンタクトレンズデビューをしてクリアな視界を手に入れましょう。