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スキー・スノボにはコンタクトレンズがおすすめ!ウィンタースポーツを楽しむポイントを解説

ウィンタースポーツをする際に、視力矯正の方法について悩む方もいるのではないでしょうか。

転倒リスクの高いスキーやスノボ(スノーボード)では、メガネよりもコンタクトレンズのほうが安心です。しかし、普段メガネを使用している方は、コンタクトレンズの使用に抵抗を感じることもあるでしょう。

そこでこの記事では、スキーやスノボをする際にコンタクトレンズがおすすめの理由を解説します。ウィンタースポーツを楽しむための事前準備や起きがちなトラブル、冬のレジャーに向いているコンタクトレンズの選び方なども紹介するので、スキー場などに出かける予定のある方はぜひ参考にしてください。

■スキー・スノボにコンタクトレンズをおすすめする理由

スキーやスノボをする際には、外れやすいメガネよりも目に直接装用するコンタクトレンズがおすすめです。その理由を、スキーやスノボの特性と関連付けて解説します。

◇ケガのリスクを抑えられる

スキーやスノボは滑りやすい雪上で楽しむスポーツなので、転倒のリスクは常に考えておかなければなりません。メガネの場合、転倒時にフレームやレンズが破損したり、壊れた部品でケガをしたりするおそれがあるため、大変危険です。

また、金属フレームの場合は冷気にさらされるとかなり冷たくなるため、フレームと接している部分の皮膚が凍傷になるリスクも否定できません。

その点、コンタクトレンズにはそもそもフレームがないため、ケガや凍傷の心配をせずにスキーやスノボを楽しめます。

◇広い視野を確保できる

メガネをかけるとフレームで視界が遮られるため、左右が見えづらくなります。しかし、スキーやスノボをする際には、あらゆる方向を確認して危険がないように滑らなければなりません。特にスノボは基本的に横向きで滑るため、メガネでの滑降は大変危険です。

また、冬の屋外は気温の変化が大きく、天候も変わりやすいため、温度変化でメガネが曇ったり、雪や雨でレンズが濡れたりすることもあるでしょう。視界が悪くなると人や障害物に衝突するリスクが高くなるため、この点でもメガネはおすすめできません。

しかし、コンタクトレンズなら、裸眼と同じように広い視野を確保できます。気温の変化で曇ることもなく、雪や雨で濡れて見えにくくなることもないため、安全に滑降できます。

◇ゴーグルと併用できる

スキーやスノボをする際には、ケガなどを避けるためにゴーグルの着用が欠かせません。

メガネと併用できるゴーグルもありますが、選択肢が少なく、メガネとフィットするものを選ぶのはなかなか大変です。そのうえ、一般的なゴーグルより価格が高めなので、スキーやスノボをする頻度が低い方にとっては痛い出費になります。

とはいえ、ゴーグルを着用せずメガネだけで滑降するのは、ケガや破損、紛失のリスクがあるため危険です。

これに対して、コンタクトレンズならどのようなゴーグルでも選べます。UVカット機能付きのゴーグルを選べば、雪面からの照り返しで目を傷めてしまう「雪目」も予防できます。

■コンタクトレンズでスキー・スノボを楽しむポイント

コンタクトレンズを装用してウィンタースポーツを楽しむためには、事前準備が必要です。直前になって慌てないためにも、以下の点に注意して準備を進めましょう。

◇早めにコンタクトレンズを用意する

いつもと同じコンタクトレンズを使う場合は、出発直前に「足りない」ということがないよう、早めに用意するのがおすすめです。

いつもと違うコンタクトレンズを使う予定なら、少し早めに眼科で処方箋を発行してもらい、目にレンズを慣れさせておくとよいでしょう。

「度数やBC(ベースカーブ)を変えるわけではないから大丈夫」と思うかもしれませんが、コンタクトレンズはメーカーや種類が変わると装用感や見え方が変わってきます。したがって、あらかじめレンズに慣れておくことが大切です。

また、今までコンタクトレンズを使ったことがない方の場合、レジャー当日にいきなりコンタクトレンズデビューするのは避けたほうがよいでしょう。

比較的、目に慣れやすいソフトコンタクトレンズの場合でも、初日の装用時間は8時間が限界です。通常は、1週間程度かけて少しずつ装用時間を延ばしていくため、無理をしないようにしましょう。

ハードコンタクトレンズの場合、使い始めの3日間は装用時間を3時間程度に抑えなければなりません。2~3週間ほど使い続ければ異物感はやわらぎますが、それまではゲレンデで使わないほうがよいでしょう。

◇ゴーグルを併用する

スキーやスノボをする際は、コンタクトレンズの使用の有無に関係なく、ゴーグルを着用するようにしましょう。

ゴーグルは、転倒や衝突などによる目もとのケガを予防するために欠かせないアイテムです。また、雪や雨が目に入るのを防ぎ、風が直接目に当たるのも防いでくれるため、視界を確保するのにも役立ちます。

日差しのまぶしさを軽減し、紫外線による雪目の予防にもなるので、目の健康のためにもゴーグルの併用は大切です。

◇予備のコンタクトレンズを持参する

スキーやスノボで雪山に行く際は、たとえ日帰りでも予備のコンタクトレンズを用意しましょう。

コンタクトレンズは、メガネに比べて破損したり外れたりすることは少ないものの、アクシデントがまったく起きないことは保証できません。特に、コンタクトレンズを雪で真っ白なゲレンデに落としてしまうと、見つけるのは非常に困難です。

予備のコンタクトレンズを用意しておけば、破損や紛失などのアクシデントがあっても対応できます。特に、ワンデータイプのコンタクトレンズはケア用品を持っていく必要がないため、荷物を増やしたくないレジャー時に便利です。

■ウィンタースポーツで起きがちなコンタクトレンズのトラブル

スキーやスノボなどの冬のレジャーでは、気温が氷点下になることも少なくありません。そのため、普段では考えられないようなトラブルが起きることもあります。

◇コンタクトレンズが凍ってしまった

装用中のコンタクトレンズは、目から伝わる温度やまばたきによる摩擦などで、凍ることはまずありません。

しかし、予備のコンタクトレンズを屋外など冷える場所に置いておくと、凍ることがあります。凍ったソフトコンタクトレンズは、たとえ解凍してもレンズが傷んでいる可能性が否定できません。もったいなく感じるかもしれませんが、誤って使用しないようにすぐに廃棄しましょう。

ハードコンタクトレンズが凍ってしまった場合は、購入先でレンズチェックを受けて使用の可否を判断してもらってください。

このような事態を避けるためにも、予備のコンタクトレンズが入っている荷物の保管場所には気を付けましょう。

◇保存液が凍ってしまった

気温が低い場所では、コンタクトレンズの保存液が凍りついてしまうことがあります。

一般的に、保存液は一度凍っても、ゆっくり解凍すれば使用できるとされています。しかし、「ゆっくり」解凍しなければならないため、液体に戻るまでに時間がかかることを覚悟したほうがよいでしょう。つまり、使いたいときに使えないおそれがあります。

このようなリスクを考えると、やはり便利なのは保存液を持ち歩く必要がない、ワンデータイプのコンタクトレンズということになるでしょう。

■スキー・スノボ用コンタクトレンズの選び方

ここからは、スキーやスノボなど冬の屋外レジャーに向いているコンタクトレンズの選び方を解説します。

◇ケア不要のワンデータイプが便利

冬のレジャーに限らず、旅行時に便利なのはワンデータイプのコンタクトレンズです。

ワンデータイプのコンタクトレンズはデイリーケアが不要なので、ケア用品やレンズケースを持ち運ぶ必要がありません。もちろん、ケア用品が凍るなどのトラブルとも無縁です。

ケアに不慣れな方でも使いやすいため、旅先で戸惑うこともないでしょう。

少し多めに予備を持参すれば、万が一の破損や紛失の際にも慌てなくて済みます。毎日新しい清潔なレンズを使えるため、衛生面でも優れています。

◇乾燥対策には低含水レンズがおすすめ

冬は一般的に湿度が低く、特にスキー場は空気が乾燥していることが少なくありません。空気が乾燥していると目の乾燥をまねきやすくなるため、日頃からドライアイ気味の方はもちろん、普段は目の乾燥に悩まされていない方でも注意が必要です。

目の乾燥対策には、低含水レンズがおすすめです。低含水レンズはレンズ内の水分が少ないため、蒸発する水分も多くありません。涙の吸収量も多くないため、目の乾燥予防に適しています。

特におすすめは、シリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズです。低含水ながら酸素透過率が高いため、目の健康を守りながらレジャーを楽しめます。

◇紫外線対策はUVカット機能付きコンタクトレンズで

スキー場など雪面の照り返しが強い場所では、反射してくる紫外線にも注意しなければなりません。

UVカット機能付きのゴーグルを使用すれば雪目などの対策は可能ですが、ゲレンデではゴーグルを外すこともあるでしょう。そのようなときのために、UVカット機能付きのコンタクトレンズをおすすめします。UVカット機能付きコンタクトレンズは素材そのものに紫外線吸収剤が配合されているため、ゴーグルと併用すればより高い効果が得られるでしょう。

なお、紫外線は雪目だけではなく、白内障などの病気の原因にもなります。そのため、普段からUVカット機能付きコンタクトレンズを使用するのもおすすめです。

■まとめ

スキーやスノボをする際には、破損やケガのリスクが高いメガネよりもコンタクトレンズの使用をおすすめします。特にワンデータイプのコンタクトレンズは、ケア用品が不要でトラブル時にもすぐに交換できるため便利です。

また、冬のレジャーを存分に楽しむためには、事前準備が欠かせません。コンタクトレンズを使う予定がある場合は、早めに眼科を受診して目的に合うレンズを処方してもらいましょう。いつもと違うコンタクトレンズでも、あらかじめ目を慣らしておけば、見え方の違和感などに悩まされることなくレジャーを楽しめます。

更新日:2025/1/8