目に良いツボは、実は目の周りや頭だけではなく、体中にあります。
ただ、オフィスで足を上げたり背中を押したりしていると目立ってしまいますので、
今回はオフィスでも違和感なくサラッと出来るツボ押しについてご紹介します。
目の周りのツボって?
まず、目の周りにはどんなツボがあるのでしょうか?
目尻からこめかみに向けて「瞳子りょう」「太陽」「客主人」「和りょう」というツボが横に並んでいます。
そして、目頭の内側部分にあるのが「睛明(せいめい)」というツボです。
両手の手のひらを目尻に当て、はさみつけるように押し、その両手のひらをこめかみに少しずつずらしていくことで「瞳子りょう」「太陽」「客主人」「和りょう」のツボが刺激されます。 ゆっくり丁寧にひと押しずつ行い、同じ場所ばかりでなく、少しずつ位置を目尻からこめかみにずらしていくような感覚で良いでしょう。
目尻からこめかみのツボ押しが終わったら、次は目頭の内側にあるツボ「睛明(せいめい)」を押します。 親指と人差し指でつまむように押し、さらにその指で円を描くように刺激するととても気持ち良いですよ。
これだけでもリラックスできますが、もう少しやってみたいという方は、首筋の髪の毛の生え際の部分にある「風池(ふうち)」というツボや、手の親指と人差し指の間の根元の部分にある「合谷(ごうこく)」というツボを押すことで、さらにスッキリできるかもしれません。
ツボ押しは指の腹を使って「痛気持ち良い」くらいの強さに抑え、気持ち良いからといって長時間やりすぎたり、爪を立ててツボ押しをして皮膚を傷つけてしまったりすることのないようにしましょう。
「ちょっと疲れたな」という時に短時間ツボ押しをし、疲れをためないようにしてください。
パソコンを使ったデスクワークでは、席に座った状態で作業をすることが多い人もいるでしょう。長時間パソコンのモニターを眺めたり、資料を読んだりしていると、知らないうちに目の疲れがたまってしまいがちです。そのようなときにおすすめなのが、手にある、目に良いツボを押すことです。休憩時間や、忙しく少し疲れを感じたときなどに、押してみることをおすすめします。
親指を曲げて、盛り上がった第一関節の真ん中のくぼみを「眼点」と呼びます。目の疲れや痛みなどによく効くツボと言われており、ツボを押すときは、症状が気になる側の目と同じ手の眼点のツボを、もう片方の親指の腹で優しく押すようにします。
また、手首の表の外側の骨が出ている部分の下のくぼみを「養老」と呼びます。目の疲れに良いとされるツボで、目の老化を防ぐためにも、養老を押すと良いと言われています。押すときは、もう片方の手で手首をつかみ、親指で数分間、繰り返し押します。
仕事をしているときに目が疲れると、目の周辺の筋肉が凝り固まって血行が悪くなることが原因で、肩こりといった症状につながることもあります。目の疲れは、身体の不調にもつながることがあるため、注意が必要です。首にあるツボを押すことで、目の疲れはもちろん、肩こりなども解消することができます。オフィスでイスに座ったままでも気軽に押すことができるため、ちょっとしたときに押してみると良いでしょう。
首のツボのなかでも「万能に効くツボ」と言われているのが、首と後頭部の境目にある「天柱」です。目の疲れはもちろん、肩こりや首のこりなどにも効果的です。天柱は、頭を手で包むような形で、親指で中心へ向かって押します。片方ずつ押しても良いですが、左右同時に行っても問題ありません。
今回は、オフィスでも押しやすいツボについてご紹介しました。仕事中でも自然に押せる場所にあるツボを押すことで、目の疲れをリフレッシュさせましょう。
更新日:2016/03/10
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