私達は日常生活において、パソコンやスマホの使用で目を酷使しています。 また、乾燥したオフィスで普通に過ごしているだけで、目に大変なストレスがかかっています。
今回は、そのストレスを少しでも軽減するための方法を紹介します。
「なんとなく体が重い、肩こり、頭が痛い・・・」というのは、よくありがちな体の不調ですが、そういった症状は、目の疲れからきている場合もあります。
そのような症状を少しでも感じたら、以下のことを試してみてはいかがでしょうか。
まぶたを5秒程度閉じて、ぱっと開ける。
そして頭は動かさずに、目をぐるっと一周まわす目の体操が、目の疲れに効果的と言われています。
仕事やプライベートでパソコンやスマホを使用することが多いと悩んでいる方は、これを数回続けてみてはいかがでしょう。
また、ご年配の方には老眼対策としても役立ちます。
この体操は短時間で気軽にできる上に、ずいぶんスッキリしてストレスが解消されることもあるので、休憩時間や使用する合間などに是非試してみてください。
おしぼりやホットタオルなどで目を温めると、目の周りの血液の循環が良くなり、疲れ目の解消に効果的です。
目の周りを温めると、ホッと気持ちが和らぎますよね。 自律神経が整うので、ストレス解消に効力を発揮します。
ホットタオルは、ハンドタオルを水で濡らしてレンジで数十秒温めるだけで自分でも手軽に作れます。 ただ、温めすぎるとやけどをしてしまいますので、目に当てる前に必ず手で温度を確かめるようにしてください。
おしぼりやホットタオルはアイメイクが落ちてしまうので、メイクが気になるという方は、ドラックストアなどに売っている封を開けると温かくなるアイマスクを使うのも良いでしょう。
ストレスは、急にたまるわけではなく、精神的にも肉体的にも日々少しずつ蓄積していきます。
そのため、一気に解消するのではなく、日常生活の中で細かくストレス解消を行うことが大切です。
短時間でもリラックスする時間を意識して持つようにし、ストレスをためないように気を付けていきたいものですね。
不規則な生活や仕事に追われる生活を送っていると、気がつかないうちにストレスがたまっていることがあります。 身体の疲れやメンタル面の不調は分かりやすいものの、「ストレスが目の疲れにつながることがある」というのは、意外に感じる人も多いのではないでしょうか。
人間には「自律神経」と呼ばれるものが備わっています。 自律神経には、日中に活発に働く交感神経、夜間に活発に働く副交感神経の2種類があり、それらがバランスを保っています。 ストレスがたまると自律神経が乱れてしまうことから、不眠や吐き気、めまいなどの症状が現れることがあります。 血行も悪くなりがちで、目の周辺の筋肉が緊張して凝り固まってしまうことから、「目が疲れた」と感じることがあるのです。
ストレスによる目の疲れを防ぐためには、しっかりと心身の状態を整え、自律神経の乱れを改善する必要があります。 睡眠時間をしっかりとり、寝る前にはテレビやスマートフォンを見る時間を控えて、リラックスした状態を作って目を意識していたわりましょう。
日常生活で目の疲れを感じたとき、目を休ませてもなかなか症状が改善されないということもあります。 そのような場合におすすめなのが、「目の疲れに効くツボ」を押すことです。 目の周辺には、ツボが複数あります。
今回は、そのなかのいくつかをご紹介します。
「糸竹空(しちくくう)」と呼ばれるツボは、眉尻の周辺にある小さなくぼみを指します。 頭痛や目の疲れに効果があり、パソコン作業を長時間行う場合、1時間ごとに糸竹空を押すと効果的です。 強く押すのではなく、人さし指で優しく押すようにしましょう。
「承泣(しょうきゅう)」は、目の周辺の血行促進を促す効果があります。 瞳孔の下部で、ちょうど骨のふちにあたる場所です。 ツボを押すときには、目を閉じて人さし指、中指、薬指を目のしたに添え、中指が承泣の位置にくるようにします。 このとき、中指で骨を押すようなイメージで行うと良いでしょう。 瞳の方向に力を加えすぎないように注意しましょう。
今回は、目とストレスの関係をご紹介しました。 目の運動やツボ押しといった適切なケアで疲れた目を解消しましょう。
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