スマートフォンやテレビ、パソコンなど、現代の生活になくてはならない機器はたくさんあります。 目を酷使しやすいこれらの機器の使い方や目のケアについて十分注意して、目への負担を少しでも軽減してあげることが大切です。
最も目を酷使してしまう使い方は?
目の酷使は、かすみや視界のゆがみ、乾燥や充血など、さまざまな症状を引き起こす原因になります。
スマートフォンやパソコン、本や漫画、細かな作業などなんでもそうですが、長時間集中して同じところをずっと見続けることは、目を酷使することになります。
特にスマートフォンやパソコンに使われているブルーライトは、紫外線に最も近い可視光線を使用しているため、目への負担も大きいといえるでしょう。
また、暗い場所でこのような目の使い方をすれば、さらに目に負担をかけてしまうことになります。
そのほかにも、自分に合わないコンタクトレンズや眼鏡を使い続けることも目を酷使することに繋がります。
度数や乱視の屈折度、ベースカーブなどは、ひとりひとり異なり、数か月で変化することもあります。 定期的に眼科で検査してもらい、自分の目にぴったりのコンタクトレンズ・眼鏡を使うことが大切です。
視力低下の原因のひとつと言われている読書やTV。 読書やTVでなぜ視力低下が起こるのでしょうか。
原因はまず、目の筋肉が関係しています。
同じところをずっと集中して見ていると、肩こりと同じように、目の筋肉も硬直してしまいます。
遠くを見たり近くを見たりするためにピントを調節する目の周りの筋肉が硬直してしまうと、筋肉の収縮がうまく働かなくなり、それを繰り返すことでこの筋肉自体も弱くなってしまいます。
この筋肉が弱くなることによって、ピントがうまく合わせられなくなり、その結果視力の低下を招くのです。
長時間目を使う場合は、たまに遠くの景色を見たり目を閉じたりと、適度に目の休憩を取るようにしましょう。
また、見るものとの距離も視力低下と深く関係していて、距離が近すぎると目の筋肉を疲れさせてしまいます。 本やスマートフォンと、目との理想的な距離は30cm以上といわれているので、この距離を意識するようにすると良いでしょう。
この数年で驚くほどスマートフォンが普及し、1日何時間も画面を見てしまう光景は当たり前になってきました。
仕事でも自宅でもスマートフォンやパソコンが手放せない現代。目の疲れだけでなく、肩こりや頭痛を感じる方も多いのではないでしょうか。休憩を挟むことも目の負担は減らせると思いますが、受ける疲労が中断されただけで、また画面を見てしまえば同じです。
どうにかして対策したい!とお考えの方は、スマートフォンの画面設定を変更してみましょう。時間も手間も掛からず、手っ取り早くできる対策のひとつです。
目安として、画面の白い部分を確認してみてください。光るような白さを感じた場合やくすんで見える場合は、ちょうど良い調整ができていないということです。目がラクになる明るさを見つけて調整するようにしましょう。
文字が小さすぎて画面と目の距離が近くなっている方もいるかもしれません。一度、文字サイズについても確認してみてください。
ブルーライトカット機能がついた眼鏡やパソコンの保護シールを使っている方も多いかと思いますが、スマートフォンやパソコンの画面を見るときに十分注意していても、どこか目に違和感がある・・・という場合には、迷わず眼科を受診してください。
目が疲れているだけ、と思っていても実は何かしらのトラブルを抱えてしまっている可能性もあります。自己判断して無理に目を使い続けるのは危険です。
大切な目を守るためにも無理はせず、眼科を受診してくださいね。
今回は、スマートフォンが及ぼす目への負担についてご説明しました。コンタクトレンズを装用している方もそうでない方も、目のためにできる対策を取り入れてみてください。
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