「せっかくメガネを作ったのになぜか慣れない」「メガネを新しいものに変えたら、違和感がある」という場合、度数が合っていない、球面レンズで景色がゆがむことが原因かもしれません。 ゆがみや違和感が拭えない時はコンタクトレンズに替えるのも一手です。
視力矯正のためにメガネを掛けているけれど、すぐレンズが曇って周りが見えなくなる、何だかゆがんで見える・・・そんな悩みがあると、視力矯正はおろかそのことが気になって仕方ありませんよね。 どうしてこんなことが起こるのか、解決するためにはどうすればよいのかを見ていきましょう。
メガネの場合、掛けていて違和感があるのにはいくつか理由があります。 まず、「レンズの度数が合わない」というケース。 しばらく掛けていても慣れない場合には、再度店舗に行って度数を変更してもらうことで改善されます。 また、フレームの種類やメーカーなどを変更した場合でも、メーカーごとにつくりや幅が異なるため、これまでとは違う感覚になることがあります。
ところで、レンズには球面レンズと非球面レンズがあります。 球面レンズの場合、人によっては景色がゆがんで見えることがあります。 非球面レンズの場合、レンズも薄くなり、球面レンズに比べてゆがみを軽減することが可能になります。 メガネに違和感を持つ場合には、度数やレンズの種類などが原因の可能性がありますので、気になる場合は店舗で相談してみるとよいでしょう。
「新しくメガネを買ったものの、なんだかものが見えにくい…」と、違和感を覚える人が少なくありません。
ここからはメガネの違和感をなくして快適に過ごせる方法をご紹介します。
①周囲を見るときは顔ごと動かして見る
メガネを装用しているときは目だけを動かして物を見ようとする傾向になりますが、これではレンズの端を通してものを見ることになるので、歪みが生じて違和感を覚えやすくなります。
違和感をなくすためには目を動かすだけではなく、顔全体を動かすようにしましょう。
②アイポイントを下げる
アイポイントという言葉をご存じでしょうか。
これはメガネをかけた時に瞳が来るレンズの位置のことです。
本来はアイポイントと度数を合わせてメガネが作られますが、スマホやパソコンを見ている時には下向きになることが多いため、通常よりもやや低めの位置にアイポイントを付けると快適に感じられるかもしれません。
③慣れるまで待つ
メガネをかけた時と裸眼でいる時では、見える物体のサイズや距離感がどうしても異なるため、メガネ購入当初は違和感を覚えやすくなります。
それもメガネをかけ続けていることで、慣れるようになるはずです。
2週間以上経っても慣れない場合や、吐き気やめまいを覚えるようであれば、一度購入店に相談することをおすすめします。
眼病を発症している可能性も否定できませんので、眼科を受診してみるのもよいでしょう。
自分に合ってない眼鏡を使い続けていると、疲れ目や頭痛、また吐き気や肩こりなど、さまざまな不調を引き起こす原因となります。
私たちは目でものを見たときに情報を脳へ伝達し、知覚していますが、視覚が正常に機能していなければ脳も正常な判断を下せずにストレスを感じるようになるのです。
このストレスが体調不良を引き起こす原因になります。
メガネは近視によって低下した毛様体筋の調整範囲を手助けし、遠くのものを見やすくする働きがありますが、そのメガネが合っていなければ毛様体筋の調整力はさらに弱まって、ピントを合わせる力をも弱めてしまうのです。
こうなると目に余計な疲労が蓄積され、眼精疲労を発症してしまいます。
さらに最近問題となっているのが、過矯正と呼ばれる度数の強いメガネです。メガネは遠くのものが見えやすいように作られていますが、現代人はパソコンやスマホの使用で遠くのものよりも手元を見る機会が多いため、さほど強いレンズは不要と考えられています。
あまりに度数が強いメガネは眼精疲労を招く原因となるので、自分のライフスタイルと合わせて眼鏡を作ってもらうと良いでしょう。
レンズのゆがみをそのままにしておくと、目が疲れるだけでなく頭痛などの症状が起きてしまうこともあります。 コンタクトレンズにすれば、メガネを掛けている時のような違和感はなくなります。 コンタクトレンズは目の中に直接入れるため、メガネのようにレンズのゆがみが起きることもありませんから、見やすくクリアな視界を保つことが可能です。 また、コンタクトレンズにはフレームがないため視界を遮られることもなく、スポーツや車の運転時にも安心です。
また、メガネの場合は汗をかくとレンズが曇るほか、雨などでレンズが濡れて見えにくくなることがあります。 コンタクトレンズの場合は、そのような心配もありません。 メガネをかけるとどうしても違和感がある、という方はコンタクトレンズに変えてみるのも一つの手ではないでしょうか。
今回は、メガネと違和感の関係性についてご紹介しました。 どうしても掛けているメガネが合わない場合は、コンタクトレンズに変えてみるのもよいかもしれません。
更新日:2016/08/22
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