目に疲れを感じた時は、目を閉じたり遠くを見たりして目を休ませると良いでしょう。 そのほかに、疲れ目に効果のあるツボを押してみたり、眼球体操をしたりして目の筋肉を動かすことも効果が期待できます。
仕事や勉強の合間に、数分でも行う習慣をつけてみてはいかがでしょうか。
目を疲れさせない環境づくりを心掛ける
目の疲れを防ぐためには、日常生活で注意すべき点がいくつかあります。
まず、暗い部屋でスマートフォンや雑誌を見ることは避け、目への負担をかけないようにしましょう。また、パソコン画面が明るすぎたり、太陽の光が反射したりしていると、目が疲れてしまうことがあります。パソコンの明るさを落とす、カーテンで太陽の光を画面に当てないようにするなど、工夫しましょう。パソコンを使用するときは背筋を伸ばし、画面をやや上から見下ろすような形にすると、目が疲れにくくなります。
長時間目を使う作業をする場合は適度に休憩を入れ、遠くの景色を見たり、目の周りをマッサージしたりするなど、意識的に目を休ませましょう。また、蒸しタオルをまぶたの上に乗せると血行が良くなり、目の疲れが和らぐのでおすすめです。
夜は睡眠をきちんと取ることで、目の中に光が入らず、目の周辺の筋肉をリラックスさせることができるため、睡眠時間を確保して寝不足を防ぐことも大切です。
疲れ目を改善したい時は〝ツボ〟を押すことが効果的です。 目の疲れに効くツボはいくつかありますが、そのうちのひとつが「攅竹」(さんちく)です。 攅竹は眉間と目の間にあるくぼみで、眼精疲労の改善に効果があると言われています。 ツボの押し方は簡単で、攅竹を親指と人差し指でつまむ、または軽く押すだけです。
仕事や勉強で目が疲れたなと感じたら、この部分をギュッと押して目も頭もリラックスしましょう。
そのほか、「太陽」というツボも疲れ目や老眼防止、偏頭痛などの改善が期待できます。 太陽はこめかみにあり、目尻と眉毛の中間から2cmほど外側にあるくぼみです。 目が疲れた時や頭痛がする時は、目を閉じて左右の太陽を人差し指で数分間押します。
眼精疲労のほかかすみ目にも効果が期待できますよ。
「目に良い」と言われている栄養素を摂取するのも、疲れ目にはおすすめです。
たとえば、目の中の水晶体や黄斑部などにあるルテインは、紫外線、PCやスマートフォンなどから出ているブルーライトといった目に害のある物質を吸収したり、活性酸素の発生を防いだりする働きを持っています。卵黄や、ほうれん草・にんじんなどの緑黄色野菜から摂取することができます。
そのほかに、疲れ目に良い栄養素として「ビタミン」があります。具体的には、卵やうなぎなどに含まれ、目の働きを助けるビタミンB1・B2、キャベツやレモンなどに含まれ、目の老化を防ぐビタミンC、乳製品に含まれ、疲れ目を和らげるビタミンDなどです。
ルテインやビタミンなどは食べ物のほか、サプリからも効率良く摂取することができます。疲れ目が気になる人は、ぜひ活用してみてください。
眼球体操も、疲れ目に効果があります。
眼球を動かすことで、「毛様体筋」という目の筋肉がほぐれるためです。 方法は簡単で、息を吸って吐きながら眼球を右、上、左、下とぐるっと一周動かすだけです。 終わったら、今度は同じように左、上、右、下と眼球を反対回りに動かします。 このとき、コンタクトやメガネを外した裸眼の状態で行うこと、眼球を動かす時は息を吸って吐きながら行うことがポイントです。
そのほかに、目を強くつぶり、開いて上、下、右、左、右上、右下、左上、左下と眼球を動かす方法もあります。 このとき、毎回しっかり目を閉じて見開くことを忘れないようにしましょう。
今回は、疲れ目に効果的なツボや眼球体操をご紹介しました。 大切な目の疲れは、常日頃から少し気を遣ってあげるだけで大分改善されますよ。
更新日:2016/09/29
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